今週末には「父の日」という事で最近よくみるリカバリーウェアをお父さんへのプレゼントとして考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなひとはまずこのブログを読んでから再度ご検討ください。
もうすでに買ってしまったよ!というひとはこの時点でこのページは読まずに閉じてください笑
当施設でも会員様に聞かれるので、リサーチしてみました。
*当ブログはこちらのnoteでも公開しております。
まず専門医の結論は・・・
わかりやすくまとめられていたのは、北品川藤クリニックの石原先生のブログ記事でした。
要約すると・・・
リカバリーウェアは遠赤外線で血行を良くして疲労回復をうたうが、これまでの臨床研究を集めて検証しても、疲労回復の効果は実証されていない。
最近は睡眠への効果に期待がシフトしているものの、そっちもデータが少人数でバラバラで、明らかな有効性は確認できていない。
専門医が見ても着て害はないが宣伝程の根拠はないというもの。日本ではこの上記の害はないが根拠がないものをさもすごい効果があるように謳って販売する、というケースが昔から絶えないです。
では「じゃあなんで売れてるの?」を下記に掘りました。

「特許」じゃなくて「商標」
代表格の「BAKUNE(バクネ)」、
そこの「SELFLAME(セルフレイム)」この遠赤外線の生地がすごい特許技術だと思っている人がいるようですが、違います。
「SELFLAME」はあくまで商標であり、技術を守る特許ではありません。
遠赤外線の繊維は原理が古くてありふれているので、そもそも特許が下りにくい分野といわれますし、そんな簡単におりるものでもないです。
あとプラスでいうと一般医療機器という肩書きも、
あれは人体へのリスクが低いという分類にすぎなく、効果が証明されたっていう意味とは別です。
「大学の研究」の中身
「でも大学と研究してるよ?」と言われるので、それも拝読した結果です。
健康な20代男性15人に、バクネと見た目そっくりの普通の服を一晩ずつ着比べさせた実験で、この会社がお金を出した研究です。
結果は深部体温が少し下がった程度で、肝心の睡眠の質が良くなったとは示せていない。これで効果をうたっているような宣伝をバリバリかけています。
しかもおかしいと思いませんか?
買う(もしくはプレゼントでもらって使う)のは寝つきの悪い中高年なのに、試した(実験した)のは悩みゼロの若者だということ。
本来のお客さん(睡眠に悩む人)を対象にした別の研究では、ハッキリした改善は出ていません。
マーケティングのちから
ではこの効果も微妙な商品がなぜ売れるかの答えは広告です。
会社自身が広告投資を戦略的にしていると公言しています。
〇〇ザップかよ!と思ってしまう公言ですが、
〇〇ザップよりタチが悪いのが、粗利率が約7割。
アパレルとしては異常に高く、高く売った利益が広告に流れる。。。
消費者の払う2万6千円の大半は、期待される効果ではなくブランド代と広告費です。
ワークマンは3,800円
ちなみに・・・ワークマンも同ジャンルを出していて、上下で3,800円程。
しかも一般医療機器の届出です。
国の分類は同格、原理も似たようなもの。
しかし価格は5倍以上。
効果のエビデンスはどちらも弱いので、効果で価格差は説明できません。
勝村目線
でここからは勝村目線です。
昔からこういったひとの弱みに漬け込み「~~するだけ!」といった商品はどの時代も文字通り手を変え品を変え後を絶ちません。
ただ今までのこういったものが全部詐欺である、ということはなく、それなりにフラセボが働いているかたも一定数いらっしゃることは確かです。
かといって騙される消費者たちに責任がある、とも思いません。
個人的にはこのような商品は大嫌いです。。。あくまで個人的意見です。
ヴィトンやフェラーリなど「ブランド代だ」とわかって買うのと、
「効く健康グッズ」の顔でブランド代を取るのは違うと考えるからです。
ただでは何故こういった商品が後を絶たないのでしょうか・・・
それは僕などのいう
運動・食事・入浴・寝る前のスマホなどの光や照明。そういったものに気を付けてください!って言われてもインパクトも面白さも何もない、、、んですよね。。。
その面白くない、面倒だ、というというものが奴らの最大の漬け込みどころです。
