「首の痛みの原因はストレートネックだからなんです」
こんな話を聞くたびに「はぁ~、そうなんですね」と「はい」とも「いいえ」とも言えない返事をしてしまう僕です。。。
最近では
・スマホ首
・ストレートネック
といった言葉が広く知られるようになり、
首の痛み=首のカーブが無いから
と整骨院などで説明されるケースが増え、当たり前の様に受け入れられています。
しかし、この考え方には少し整理が必要です。
首のカーブと痛みは必ずしも一致しない
頸椎(首の骨)には本来、前にゆるやかなカーブ(前弯)があります。
それが少なく、真っ直ぐに見える状態が「ストレートネック」と呼ばれますよね。
ただし、
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前弯が保たれている人でも首が痛い人はいる
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ストレートネックでも全く症状がない人もいる
という事実があります。
ストレートネックが痛みとの直接関係が無い!というと嘘だ!!と思われがちですが、実際に
首のカーブの形と首の痛みの有無には、統計上、強い相関はない。ときっちり多くのデータも出ています。
これは腰痛などでもよく知られている話で、レントゲンやMRIの「形」と「症状」は必ずしも一致しないです。
下を向けば、誰でも首は真っ直ぐになる
あともう一つ大切なポイントがあります。
上記画像のように、首のカーブは姿勢によって簡単に変わるということです。
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上を向くと前弯は強くなる
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下を向くと前弯は消え、首は真っ直ぐになる
つまり、
スマホやPCを見て下を向いている状態ではストレートネックでなくても、首は必然的に真っ直ぐになる。
これは構造上、避けられない反応です。だからといって姿勢が悪いのを推奨している訳ではないのでそこはご理解ください。
問題は「首の形」ではなく「時間」
ここで整理すると、首の痛みの本質が、
❌ ストレートネックだから
ではなく
⭕ 前屈みの姿勢を長時間続けていること
にあります。
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スマホ
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デスクワーク
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読書
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家事や細かい作業などなど
上記は首を下に向けた姿勢が長く続く行動です。
首そのものの形状ではなく、「同じ姿勢を変えずに使い続けている時間」が首に負担をかけているのです。
なぜ「ストレートネック」という言葉が広まったのか
ストレートネックという言葉は、
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分かりやすい
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インパクトがある
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画像で説明しやすい
という特徴があり、要は大変都合の良いワードなんです!
ただ、
「あなたの首は形が悪いから痛い」
という説明だけで終わってしまうと、不安を必要以上に大きくしたり生まれつきなんだと諦めてしまうこともあります。
首の痛みは「生活の使い方」の問題
首の痛みを考えるうえで大切なのは、
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首の形を責めること
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レントゲン画像だけで判断すること
ではありません。
日常生活の中で首がどの角度で、どれくらいの時間使われているかこの視点を持ち自身で負担のない状態に修正することが、首の不調を正しく理解する第一歩です。
勝村目線
ここで勝村目線です

このブログ自体が勝村の戯言。と捉えられないように信憑性のある研究データを何個か見ていきましょう。
実際に首のカーブと痛みは単純につながっていないことが分かってきます。
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① 前弯カーブ(cervical lordosis)の有無と症状の関係(メタ解析)
→ 発症・非発症の人でカーブの差は統計的に有意なし
無症状者の頸椎前弯:メタアナリシス - PMC② 45歳以上の一般成人での頸椎カーブと首痛の関連調査
→ 痛みのある群・ない群でカーブに差なし
頸椎湾曲と首の痛みの関連 - PMC③ X線像からの頸椎変化と首症状の関連研究(日本人も対象)
→ 頸椎の変形やアライメントと首痛の関連は一貫せず
日本人コミュニティ集団における頸椎と頸部症状のレントゲンノグラフィー所見との関連 - PMC
“画像所見は無症状にも多い” の背景
④ Spine pain研究の大家 — Bogduk教授(頸椎痛と画像の関係の総説)
→ 多くの論文で「画像所見と痛みは一致しない」と報告(Nikolai Bogduk)
勝村の言葉よりまず上記の研究をしっかりとみて判断して頂く方が説得力があるかと思います笑
なので、結論としては
どう使っているか・どれだけ首周りに負担をかける同じ姿勢が長時間続いているか。
これが首の不調を左右します。
ただ現代社会でスマホやお仕事でのパソコンを使わないでください!というのは無理難題なので椅子の位置調整や10分や15分おきに肩を回したり伸びをするなどの工夫はあってよいかと思います。
自身の健康は自身で守る!という強い気持ちと意識をもっていきたいですね!
という事で今回のブログは「勝村目線」で締めさせて頂きます!