加圧トレーニングをやってはいけないひと

加圧トレーニングとは発明者 佐藤義昭氏が、40年もの歳月をかけて研究・実績を積み重ねて完成した世界初の画期的なトレーニング方法です。
二の腕や太腿の付け根を適度に血流制限することにより、低負荷のトレーニングでも高負荷のトレーニングと同様の効果が、短期間・短時間で得られます。
成長ホルモンを始めとする内分泌系ホルモンの分泌を促進すると共に、様々な医学的・生理学的効果が得られるため、医療・健康・スポーツ分野に限らず、航空宇宙医学分野においても注目されています。加圧のロゴと説明文の写真

加圧トレーニングメリット

1,ダイエットに効果的

運動での消費だけでなく脂肪の分解を強く促す成長ホルモンやアドレナリンの影響でダイエットに最適なトレーニング法となっております。単に痩せるのではなく筋肉をつけ肌のツヤもよく綺麗にみられる為のダイエットになります。成長ホルモンを投与した時の変化の写真

2,初心者も行いやすいトレーニング 

週に1回30分の加圧トレーニングで効果を期待できるので初心者や体力に自信のない女性や高齢者も継続しやすいです。

3、低負荷なので怪我をしにくい。

500mlのペットボトルでもトレーニング可能なので重たいバーベルなどを持ってトレーニングすることに抵抗のある女性や受傷後で重いものが持てない状態の競技者のトレーニングにも最適です。

4,様々なホルモンが分泌しやすい

代表的なものが成長ホルモン!筋肥大、脂肪分解、美肌などに効果のあるこの成長ホルモンが実に安静時の290倍も分泌したというデータがあります。

そして成長ホルモン以外に脂肪分解に強く働くアドレナリンや血管拡張、筋サテライト細胞増殖のカギになるNO(一酸化窒素)など多くの成長因子が分泌されます。成長ホルモンの様々な恩恵は下記画像参照。成長ホルモンの恩恵をまとめた写真

 

加圧トレーニングデメリット

1、自身で行うにはリスクがある

血流制限には熟練した技術がいる為自己流の加圧トレーニングは非常にリスクが伴います。カーツやアンチエイジングベルトなどの自宅で行える加圧トレーニング器具もありますが安全面を考慮した圧設定となっている為加圧資格を有するトレーナーがパーソナルで行う加圧トレーニングとは効果が異なる可能性があります。

2,圧の設定方法がトレーナーによって変わる可能性がある

血流制限を的確に行う為に適正圧を導き出しますがその適正圧の見極めもトレーナーの熟練度によって変わってきます。資格者であることはもちろん経験と知識の豊富な有資格者から指導を受けられることをお勧めします。

3,加圧トレーニングは効果がない?

加圧トレーニングが有名になるにつれて「加圧シャツ」などの悪徳便乗商法が横行し、購入された方などから加圧トレーニングは効果がない、などという勘違いをされているケースがあります。
その他、特許が切れた頃から便乗団体が「加圧トレーニング」と別の名を使いベルトを用いて圧をかけてトレーニングを行う事が増えました。便乗団体で養成された指導者は養成課程から考え加圧JAPANの熟練した指導者と比較すると技術、知識に差がみられる可能性がある為、細心の注意が必要です。
もちろん加圧&ボディメイクスタジオKの指導者は2007年より加圧トレーニング指導を行っている加圧JAPANの有資格者です。着るだけで筋肉はつかない

4,点状出血、迷走神経反射などが起きるリスクがある。

こちらも資格指導者の技量によって変わるものですが加圧トレーニング後に腕にみられる点状の血の跡がトレーニング後数日残ったり(数日で消失します)加圧トレーニング中に貧血のような状態で倒れる迷走神経反射などが起こるリスクはあります。

ただ迷走神経反射も資格指導者がクライアントをしっかり確認し前駆症状が起きた段階でストップすれば防げます。なのでリスク管理は指導者に依存する部分が非常に多いです。

上記のようなこともあり自己流の加圧トレーニングはお勧め出来ません。

そして加圧トレーニングのメリット、デメリットをみていったところで本題の「やってはいけない人」に入ります。

加圧トレーニングをやってはいけないひと

加圧トレーニングは低強度で行える分、高強度のトレーニングより強度面では安全ですがトレーニングで留意する所に「血流制限」が加わります。この血流制限で特に注意することが血栓、心臓血管系の疾患となります。現時点で深部静脈血栓症などを把握していなくても長い間手術や入院などでベットのうえで過ごしている時間が長かった人などはすでに静脈血栓を有しているかもしれないです。加圧ベルトを巻いている写真

深部静脈血栓症のリスク管理について

まず一般のひとの深部静脈血栓症はどの程度存在するのかというと
1万人に対して1~3人
ホルモンの影響により血栓ができやすい妊婦さんで
1万人に対して3~11人、産後の正常産褥期で30人から40人、帝王切開で100人となります。

その中で色々な既往症により点数化しリスクを評価したものが下記の「外科系PE/DVTリスク表」となります。

リスク点数

既往症等
5点 深部静脈血栓症の既往症、先天性血栓性素因、抗リン脂質抗体症候群
4点 妊婦
3点 下肢静脈瘤、長期臥床、心房細動、心不全
2点 60歳以上(年齢)、BMI30以上、高脂血症、悪性腫瘍、下肢ターニケット、経口避妊薬か副腎皮質ステロイドを使用、四肢麻痺、ヘモグロビン高値
1点 40歳~59歳(年齢)、女性、BMI25以上30未満

上記表をもとに点数を加算し
0点~4点では低リスクと判断し、
12点を超えるようでは「加圧トレーニングをやってはいけないひと」と判断されます。ただ合計が12点を超えなくても5点の欄に該当される人はやらない方が賢明です。4点欄にある妊婦さんは血液凝固亢進状態や流産の危険もありますのでこれもやらないほうが良いでしょう。

あと若い女性が経口避妊薬(ピル)も血液凝固亢進の懸念から加圧トレーニングを行う際はかなり注意を払うべきです(無理してする必要はないかも。。)

加圧トレーニング自体で血栓はできるか?!

加圧マスターの写真僕が加圧トレーニングの資格を取得した頃は医師の方などから「加圧トレーニングで血栓はできないのか?」という質問を幾度となく受けました。

実際、加圧トレーニングで血栓ができるケースは止血に近いような高い圧で長時間行う、もしくは圧をかけたまま長時間全く動かない、などをしない限り起こりにくいですが、一般人でも上記の通り0,1~0,3%は深部静脈血栓をもともと内在している人がいます。血管内にもともとある血栓がふわふわしていて加圧、除圧の血流の流れにより元々あったものが飛んでしまうというケースは無きにしも非ずです。そういったケースでは加圧トレーニングのせいとされてしまうかもしれませんね。

ちなみに加圧トレーニングの実験では静脈血栓マーカーであるDダイマーは加圧トレーニングでは変化せず線溶系マーカーのt-PAは増加したとの実験結果があります。なので加圧トレーニングは血液凝固系因子に影響は与えず、線溶系因子を活性化させている可能性があるといわれています。簡単にいうと加圧トレーニングは無茶しなければ血栓を作るどころか血の流れを良くするということです。

その他のリスクや注意点などはを加圧トレーニングのリスク管理についてをご参照ください。

やってはいけないひとに入ってなくても加圧トレーニングを行うにはココが大事!

まず加圧トレーニングであっても基本的な考え方は通常レジスタンストレーニングと同じであり、医者から運動を禁じられているものなどは駄目です。
特に心疾患患者などは加圧トレーニングの資格を持っている専門の医師などでなければ行うべきではありません。
上記を考慮したうえで下記の加圧トレーニングを行う上での注意点を参考にしてください。

加圧トレーニングを行う上での注意点

  • 医師から運動の制限をうけていないか
  • 血行動態の不安定なひとはやらないか加圧トレーニングの資格を持つ専門医へ
  • 血栓をもつ、血栓のリスクの高いひともやらない
  • 加圧トレーニング中、止血になっていないか
  • 迷走神経反射を起こさないように気分が悪いなどの前駆症状に注意し加圧トレーニング中も水分補給をしっかり行う。
  • 高すぎる圧に注意し適正圧で行う
  • 血圧を測定し160/100mmHg以下に管理する
  • 長時間の加圧トレーニングを避ける。
  • 体調が悪いときは圧を下げて調整か行わないようにする。

加圧トレーニングをやってはいけない人まとめ

いかがでしたでしょうか。

短時間、低負荷で行える加圧トレーニングですがメリット、デメリットから加圧トレーニングを行わない方が良い人、リスクの高い人、リスク管理についてまでをご紹介させて頂きました。

やり方を間違えずに信頼できる指導者のもと加圧トレーニングを実施する分には十分な効果を期待できるトレーニングですがリスクの高いひとに無茶な圧をかけたりすることは非常に危険な行為となります。

ただこれは加圧トレーニングに限らず通常のレジスタンストレーニングでも色々な危険性が潜んでいてそのリスクを最低限に抑えるものパーソナルトレーナーの役割です。以上の事を含め加圧トレーニングは信頼できる正規の加圧トレーニング指導資格者のもと行ってください。

今回の記事が加圧トレーニングを受けるのに不安だなぁ~と思っているひとの役に立つ事を願ってます。

なおこの記事を書かせて頂いている私も大阪(難波)でパーソナルトレーニングジムを運営しており加圧トレーニングもしっかりと提供させて頂いております。大阪にお住まいで、加圧トレーニングを一度行ってみたい!過去に加圧トレーニングを行なってみたけれど不安だったというひとは是非、こちらからお問い合わせください。