加圧トレーニング効果

今回は加圧トレーニングの効果について記事を書かせて頂きます。今まで加圧トレーニングについて書かせて頂いた記事も重複する事がありますがGoogleで「加圧トレーニング効果」でググった時に出てくる内容でも薄いものが多いので大阪・難波のパーソナルトレーニングジム「加圧&ボディメイクスタジオK」がかなり濃い内容に仕上げさせて頂きました!

加圧トレーニングとは

まず加圧トレーニングとは発明者 佐藤義昭氏が、40年もの歳月をかけて研究・実績を積み重ねて完成した世界初の画期的なトレーニング方法です。
二の腕や太腿の付け根を適度に血流制限することにより、低負荷のトレーニングでも高負荷のトレーニングと同様の効果が、短期間・短時間で得られます。
成長ホルモンを始めとする内分泌系ホルモンの分泌を促進すると共に、様々な医学的・生理学的効果が得られるため、医療・健康・スポーツ分野に限らず、航空宇宙医学分野においても注目されています。加圧トレーニングのマシンの写真

専用のベルトを用い腕や脚の付け根に圧力をかけ血流を制限して行うことで短時間・短期間・低負荷で効果を出すことが可能な筋力トレーニング方法です。血流を制限し筋肉内を低酸素化状態にさせる事が出来ます。血流制限を行っている時の血管を解りやすく図にした写真それにより乳酸などの代謝産物が蓄積しやすくなり、その刺激が脳の下垂体へ作用することにより成長ホルモンなどが大量分泌されます。

成長ホルモンは身体組織の様々な働きに効果的に影響しアンチエイジング効果(若返り、美肌、育毛、老化防止、肥満改善など)が期待できる強力なホルモンです。さらに筋肉内が低酸素化する事で軽い運動でも高強度の筋力発揮でやっと刺激の入る速筋繊維にまで刺激を入れる事が出来ます。

加圧JAPANがうたう5大効果!

後ほど当ブログならではの内容を記載させて頂きますがまず加圧JAPANがうたう加圧トレーニングによってもたらされる効果の中で代表的なものを5つ紹介します。

1,ダイエット

加圧トレーニングを行うと増大する成長ホルモンによって、太りにくい体になります。また、トレーニングによって筋肉が増えると、脂肪が燃焼しやすい体になります。トレーニングベンチに座る綺麗な女性の写真

2,血行促進

加圧と除圧を繰り返すことで、血管に弾力がよみがえり、血液を押し出す力が強くなります。その結果、血行が良くなり、血流量も多くなるので、新陳代謝が活発になります。

3,回復力アップ

加圧をすると骨折や肉離れ、ねんざなどのケガの回復が早くなるという研究データがあります。成長ホルモンによって、筋肉や人体の修復が早まると考えられています。

4,筋力アップ

軽い負荷で高い効果が得られるので、トレーニングを続けやすいのが特徴です。さらに骨や関節への負担が少なくケガなどもしにくいので、老若男女誰でも実践できます。加圧と普通のトレーニングでの前後の肥大率

5,若返り・美肌

加圧をすると通常の約290倍もの成長ホルモンが分泌されたという研究結果が出ています。成長ホルモンは、肌のハリやツヤを取り戻し、脂肪のつきにくい体にしてくれます。成長ホルモンの分泌のグラフ

加圧トレーニングメリット

1、ダイエットに効果的

運動での消費だけでなく脂肪の分解を強く促す成長ホルモンやアドレナリンの影響でダイエットに最適なトレーニング法となっております。単に痩せるのではなく筋肉をつけ肌のツヤもよく綺麗にみられる為のダイエットになります。成長ホルモンを投与した時の変化の写真

2,初心者も行いやすいトレーニング

週に1回30分の加圧トレーニングで効果を期待できるので初心者や体力に自信のない女性や高齢者も継続しやすいです。加圧&ボディメイクスタジオKでも週に1回の会員様が非常に多いです。トレーニングで大事なことは継続しやすい事。短時間でOKというだけでハードルがさがりますね!

3,低負荷なので怪我をしにくい

500mlのペットボトルでもトレーニング可能なので重たいバーベルなどを持ってトレーニングすることに抵抗のある女性や受傷後で重いものが持てない状態の競技者のトレーニングにも最適です。

4,様々なホルモンが分泌しやすい

代表的なものが成長ホルモン!筋肥大、脂肪分解、美肌などに効果のあるこの成長ホルモンが実に安静時の290倍も分泌したというデータがあります。そして成長ホルモン以外に脂肪分解に強く働くアドレナリンや血管拡張、筋サテライト細胞増殖のカギになるNO(一酸化窒素)など多くの成長因子が分泌されます。成長ホルモンの様々な恩恵は下記画像参照。成長ホルモンの恩恵をまとめた写真 

加圧トレーニングデメリット

1、自身で行うにはリスクがある

血流制限には熟練した技術がいる為自己流の加圧トレーニングは非常にリスクが伴います。カーツやアンチエイジングベルトなどの自宅で行える加圧トレーニング器具もありますが安全面を考慮した圧設定となっている為、加圧資格を有するトレーナーがパーソナルで行う加圧トレーニングとは効果が異なる可能性があります。

2,圧の設定方法がトレーナーによって変わる

血流制限を的確に行う為に適正圧を導き出しますがその適正圧の見極めもトレーナーの熟練度によって変わってきます。資格者であることはもちろん経験と知識の豊富な有資格者から指導を受けられることをお勧めします。加圧トレーニング学会会員証の写真

3,加圧トレーニングは効果がない?

加圧トレーニングが有名になるにつれて「加圧シャツ」などの悪徳便乗商法が横行し、購入された方などから加圧トレーニングは効果がない、などという勘違いをされているケースがあります。加圧シャツに効果がないばかりが明らかな詐欺商品という事は消費者庁からの景品表示法違反に基づく措置命令が出ていることからもわかりますね!

その他、特許が切れた頃から便乗団体が「加圧トレーニング」と別の名を使いベルトを用いて圧をかけてトレーニングを行う事が増えました。便乗団体で養成された指導者は養成課程から考え加圧JAPANの熟練した指導者と比較すると技術、知識に差がみられる可能性がある為、細心の注意が必要です。

もちろん加圧&ボディメイクスタジオKの指導者は2007年より加圧トレーニング指導を行っている加圧JAPANの有資格者です。着るだけで筋肉はつかない

4,点状出血、迷走神経反射などが起きるリスクがある。

こちらも資格指導者の技量によって変わるものですが加圧トレーニング後に腕にみられる点状の血の跡がトレーニング後数日残ったり(数日で消失します)加圧トレーニング中に貧血のような状態で倒れる迷走神経反射などが起こるリスクはあります。ただ迷走神経反射も資格指導者がクライアントをしっかり確認し前駆症状が起きた段階でストップすれば防げます。なのでリスク管理は指導者に依存する部分が非常に多いです。上記のようなこともあり自己流の加圧トレーニングはお勧め出来ません。点状出血、迷走神経反射などについては加圧トレーニングのリスク管理についてをご参照ください!
深部静脈血栓症のリスクなどのが心配の方は加圧トレーニングをやってはいけないひとをご参照ください!

加圧トレーニングはこのような方におすすめ!

上記のメリット、デメリットを踏まえ以下のような方々にオススメです!

  • トレーニング初心者の女性
  • ・筋肉をつけて代謝を上げ痩せやすい体にしたい
  • ・筋肉もだけどお肌も綺麗に保ちいつまでも若々しくいたい!
  • ・腕や脚を細くしヒップアップしたい!
  • ・短時間で済むので育児などで忙しい女性
  • ・腕まわりを太くしたい男性
  • ・怪我で高重量でのトレーニングが出来ない
  • ・体形もだけど冷えや肩こりで悩んでいる

トレーニングを行う女性の写真綺麗に痩せるには加圧トレーニングだけを行うのではなくその他の日常活動、食生活、睡眠などトータルで進めていくのが一番オススメです。週1回からの加圧トレーニングでも効果を出されている方は沢山いらっしゃいます。的確な圧の設定、エクササイズの選択、食事などトレーニング以外のアドバイスなど加圧&ボディメイクスタジオKはトータルで細かくアプローチさせて頂いております。大阪で加圧トレーニングを始めたい、難波で加圧トレーニングを探している、など大阪・難波で安心安全の加圧トレーニングを始めたい方は是非こちらよりご予約・お問い合せください!

加圧トレーニングはどれくらいで効果が出るのか?

Googleでは「加圧トレーニング後に大量に分泌される成長ホルモンは、加圧開始後15分でその量がピークに達します。成長ホルモンには脂肪分解を促す効果があり、加圧後約2時間後に脂肪の分解量は最大になります。つまり加圧トレーニング直後から2時間の間に有酸素運動をすることで最も効率よく脂肪燃焼ができるのです。」と解説されています。

加圧トレーニング後の成長ホルモン濃度経過観察の図細かいようですが「加圧開始後15分」と書かれてますが「加圧トレーニング終了後15分」です。血中乳酸濃度はトレーニング時にピークとなりますが成長ホルモンのピークは加圧トレーニング終了後15分あたりにピークを迎えます。図を見て頂ければ横軸が「トレーニング後の経過時間」となっているのがわかるので一目瞭然ですよね。Googleで上にあがってくる内容でも間違っている内容も多々ありますので注意しながらみてください。このような些細な違いでしたら問題ないですが意外と適当な内容も多く感じます。

以下から肝心の効果の説明です。

短期間で何故効果が出るかを2つご説明させて頂きます。

1、「回復が早い為、トレーニングを詰め込める」

加圧トレーニングは筋自体に微細な損傷を起こさせない為、筋の回復スパンが非常に早く通常48~72時間などといわれている超回復の回復時間よりもっと短い時間で詰め込めます。
注:ただし人間の疲労レベルは筋肉だけでなくホルモン、エネルギー、神経レベルでの疲労など筋の回復だけで考えるとプラトーのような状態に陥る可能性もあるので特に加圧トレーニング初心者は注意が必要です。

上記を踏まえた結果、最初は週に1~2回から始めて慣れてくる事によって頻度を高めるという方法を当施設「加圧&ボディメイクスタジオK」ではお勧めさせて頂いております。

2、日常にない刺激

トレーニングは与えられた刺激に対する反応を導き出すものです。加圧による血流制限がかかった状態での運動は通常まず生体に与えられる事がない刺激なので身体が非常に反応しやすいと考えます。成長ホルモンを始めとする様々な成長因子が分泌され、それにより生理学的効果が認められます。

成長ホルモンは身体を活性化させるホルモンなのでこの他、危機的状況などでも一気に分泌されたりもします。実際、注射や首をおもいっきり締められたりしても成長ホルモンが正常時より分泌されたりします。ただ危機的状況で分泌されるからといって自傷行為などは決しておこなわないでください(笑)

身体の反応を導き出す為には「いかに適切な刺激を適切なタイミングで与えるか!」がトレーニングでの重要なポイントとなってくるので、そこがトレーナーの腕の見せ所となってくるのではないでしょうか。初心者に狂った刺激をバンバン与えて「ほら!凄いでしょ!効きますよね~」というのはちょっと違うと僕は思います。加圧ベルトを巻いている写真

加圧トレーニングしか短期で効果が出ない?!

加圧トレーニングと比較するものは高強度のトレーニングであり、この高強度トレーニングが大体どのくらいの期間で効果が解るのか?といったものですが{一般に高強度トレーニングでは2~3カ月ほどしてからが筋肉の肥大が認められる}となっております。では加圧トレーニングは?となると正直一回一回のトレーニングでの肥大率はさほど差はありません。ただ上記説明の1のように回復が早くトレーニングを詰め込める為、8週間で16回トレーニングを行なうところを4週間で16回加圧トレーニングを行なう事も充分に可能となります。

つまり加圧トレーニングが短期間で結果が出るという考えは<頻度に依存している>と言って良いでしょう。そしてその頻度を一定にした場合は高強度トレーニングと大きな差はないと考えて良いかと思います。ただずっと高強度トレーニングを継続してきたトレーニーが加圧トレーニングを取り入れるとそれが新たな刺激になり更なる変化を起こす可能性は期待できます!

そしてここからは補足となりますが上記でもご説明させて頂いた通り一般に高強度トレーニングでは2~3カ月ほどしてからが筋肉の肥大が認められるとなっておりますが、実は意外と高強度トレーニングでも初期の時点から筋肥大を起こすと最近は考えられています。

文献などをみる限り今までの一般的な研究データでは高強度レジスタンストレーニングを2~3カ月継続して脚の筋サイズが約5~8%アップという事なのでそのアップ率を一回一回測るというものではなく、1週間当たりの平均増加率で考え、その増加率は1~2%であり1~2%では機械の誤差という事もあるので明らかな筋サイズの増加は2~3カ月してから。という考えを採用との事でした。

ただ沢山の人を毎日同じ時間帯に筋サイズを測定していっても<コンスタントに週1~2%で増加するのか?>とか<反応が早い段階で出て、その後はなだらかに肥大する人もいる・・・>という考え方も出来ますよね。

トレーニングし始めのクライアント様がパーソナルセッションで「最近肥大してきたんですよ~」とおっしゃっているのに「そんな、1カ月位のトレーニングで肥大しませんよ!」という答えを返すのではなく「反応が早いですね!」という前向きな捉え方で良いと思います。もしからした目の前のクライアント様は計り知れない可能性を秘めているかもしれないのですから!

という事で加圧トレーニングだけでなく通常のトレーニングでも適切な刺激を与えられれば個人差はあれど早い段階でも反応するケースもあるという事です。

加圧トレーニングの効果って何回目から?

これもよくある質問ですよね。適切な回数は個人差があり、まず上記に書いた通りどういった頻度で加圧トレーニングを行なうかにもよります。通常のレジスタンストレーニングが週2回として約2~3か月が一つの目安となりますので回数にすると16~24回ほどである程度の結果がでる仮定になります。加圧トレーニングを週に3回詰め込めば約5~8週間程で結果がでると考えられますがトレーニング初心者などは筋肉以外にも神経系などを中心に高頻度では回復が追い付かない可能性がある為、当施設では週1回から週2回の加圧トレーニングをお勧めしております。加圧トレーニングの頻度はもちろん強度やトレーニングされる方の運動歴やレベルにもよりますが一般的な加圧トレーニングの頻度は週に1~2回が目安です。負荷的には自重から軽い負荷で出来る範囲の回数でトレーニングを行った場合の目安です。筋の回復も早く、CPKも出にくい(筋が損傷しにくい)ことからトレーニング上級者は高頻度(週3~4回程)でも大丈夫ですが初心者や一般の方は週1~2回で行って頂くと良いと思います。怪我からの復帰などの場合はさらに高頻度で低負荷(加圧、除圧のみや動ける範囲での動作)で行って頂くのが理想です。

一般的に加圧トレーニングを始めようという場合でよくあるパターンでは、ダイエットや筋力アップの効果を実感されるまでは週2回で行っていただき、生活習慣も含めて軌道に乗った後は週1回のトレーニングでキープするというペースです。

説明しながらトレーニングを行なう写真

加圧トレーニングの謳い文句に「短期間、短時間、超低負荷」という謳い文句があり、たまに体験トレーニングでご来館頂いたひとに「加圧は楽してすぐに変われるんですよね~!?」と聞かれたりしますが実際は刺激に対する反応を求めるのがトレーニングなのでどのトレーニングも楽して変化は無いですし、1~2回のトレーニングで筋肉が大きく変化する事は無い事も上記の説明からご理解頂けるかと思います。つまり変化が早いといわれる加圧トレーニングでも個人差はあれ2~3か月はきっちりと頻度を守って継続してトレーニングを続けて頂かないと体のラインの変化など効果を感じる事は出来ないですね。

加圧トレーニングって通常のトレーニングの何倍?

ネットの記事で見た内容で

「加圧トレーニングは、通常のトレーニングより3倍の効果があります」とありましたがこれは誤解を招く内容です。

まず何を根拠に3倍の効果と謳っているのかも謎ですがレストタイムが通常のレジスタンストレーニングより短く圧がかかっている為短時間で終わらせないといけないなどの理由から通常のレジスタンストレーニングの三分の一程度の時間で済むという理解からきているものかもしれません。

ちなみに1回の加圧トレーニング、レジスタンストレーニングでの筋肥大率を比べた場合は両者に大きな差はありません。

加圧トレーニングの効果を図るのに一番世間に広まっているのが前項で何度も出てきた<成長ホルモン>でありこの成長ホルモンの濃度などによって加圧トレーニングの効果を図るケースが非常に多いです。成長ホルモン分泌の図

ちなみに上記の「加圧トレーニングの効果って何回目から?」ともリンクする内容ですが上級者が高頻度で行った場合の研究結果(Abe et al. 2005)を下記に引用させて頂きます。

加圧トレーニングは低負荷で運動を行なうため筋損傷が極めて少なく超高頻度でトレーニングを詰め込む事ができます。1日に2回の加圧トレーニングを少なくとも4時間の休息をはさんで行なう集中型トレーニングの筋肥大・筋力増加に及ぼす効果が下記になります。
初期の実験で2週間(1日2回、週6日、計24回のトレーニング)の効果を観察し、MRI法で測定した大腿部の筋サイズの増加率は約8%、動的最大筋力の増加率は約20%と、通常行なわれている高強度筋力トレーニング(70-80%負荷、週2-3回)の約3ヶ月分に匹敵する効果がたった2週間で得られたという驚異的な効果になります。
そしてさらに短期間の集中型(1日2回)加圧トレーニングの効果について、連続6日間の膝伸展運動(1-RMの20%)で観察してみました。
その結果、MRI法で測定した大腿四頭筋の筋体積(約3%)、動的最大筋力(約6%)ともに有意に増加しました。
一方、加圧なしで膝伸展運動(1-RMの20%)を1日2回、6日間行なったコントロール群では、筋サイズ、動的最大筋力ともにまったく変化は認められませんでした。両群ともに、筋損傷や炎症性のマーカー(CK、ミオグロビン、IL-6、など)には変化はみられません。従って、この6日間の集中型加圧トレーニングによって筋サイズは明かに増加するものと考えられます(Fujita et al. 2006)。筋のタンパク合成速度は、高強度レジスタンス運動の数時間後には高いレベルに上昇し、その上昇は1~2日間続くとされています。この繰り返しが筋肥大の起こす重要な要因です。低強度の加圧トレーニングの場合も、筋のタンパク合成速度は運動後に著しい増加を示します。また、筋の水分量(パンプアップ)は加圧トレーニング3時間後には安静レベルと変化は認められませんでした。今回の集中型加圧トレーニングでは、あまりにも短期間に筋サイズの増加が起こりましたが、常に、筋サイズの増加以上に筋力の増加を伴っています。従って、短期間に起こる筋サイズの増加は、筋細胞内あるいは筋細胞間の水分量の上昇ではなく、筋の収縮要素が増加した結果と考えられます。

以上の内容からも筋の合成速度の差というよりいかに短期間にトレーニングを詰め込めるかという事が加圧トレーニングの最大の効果の差という事が考えられます。

加圧トレーニングによって成長ホルモン濃度は上がる

加圧トレーニングは安静時と比べて、血中の成長ホルモン濃度は290倍程度に増加します。 これは2000宝田氏などによるレッグエクステンション(膝伸展運動)5セットでの結果を基に記されています。レッグエクステンションの画像

ただ加圧をかけていない状態でもスクワットを高強度でかなりきつく追い込んだり、若者でしたら睡眠中にも同程度に成長ホルモン濃度は増加しますので加圧トレーニングのみ増加が見込めるというものではございません。それでは加圧トレーニングでの成長ホルモン上昇のメリットはあまりないのかというとそうではなく圧をかけていない状態と同程度の運動を行った場合は有意に差がでますし、上記のレッグエクステンションのみで加圧トレーニング程の成長ホルモンの上昇を求めるのは非常に難しいです。

まず成長ホルモンの作用としては成長期の骨の成長はもとより筋肉の合成や脂質代謝の亢進、怪我の治癒力や疾病への抵抗力、肌や髪の毛に与える効果など数多くの効果がありその他の代謝系にも好影響を与えます。そしてその中でも体脂肪の分解などの脂質代謝に与える影響は特に強いものがあります。 分解した脂肪は血液中にでます。なのでそのタイミングに有酸素運動を取り入れ活動的に過ごして頂くのが体の引き締めやダイエットにも非常に効果的です。

そんな成長ホルモンも加齢に伴い10代なかばをピークに20代には減少傾向になりその20代と比較しても30代では約80%、40代では約60%、60代では約40%にまでダウンしてきます。そんな数々の恩恵のある成長ホルモンの減少を黙って指をくわえて見ておかなければならないのかというとそんな事はなく高強度トレーニングをすればドバッと成長ホルモンが全身を駆け巡ります。成長ホルモンの年齢による分泌の変化の図

しかし高齢者となると関節もガタがきてるので高強度トレーニングなんてとても無理ですよね。パーソナルトレーニングジムに通ってみたが重いものを無理に持たされて腰や膝などが悲鳴を上げそう・・・というケースが非常に多いです。そんなひとは加圧トレーニングを是非おこなってください。なんと104歳のおばあちゃんですら加圧トレーニング15分後には成長ホルモンが大量分泌されています(約18μg/ml、一般女性と変わらない位)なので年齢を理由に諦めてはいけません。

上記のケースなどから加圧トレーニングによる成長ホルモンの恩恵は通常のレジスタンストレーニングでは難しい局面にも対応できるといっても過言ではないでしょう。

成長ホルモンを出すには乳酸がすべてなのか?

加圧トレーニングと乳酸は、<乳酸を溜めるイコール成長ホルモン分泌>という図式が成り立っていますが果たして乳酸が全てでしょうか?

乳酸値が上がらないと成長ホルモンの値は上がらないのか?と言う事で、例えば加圧ウォーキングでのデータでは血中乳酸濃度は上がらないが成長ホルモンは分泌されている、という論文からも解るように成長ホルモンは乳酸に反応して大量分泌している訳ではなくこの場合はアドレナリンが高値を示しアドレナリンに反応しているのでないか?との考え方もあったりします。

で、そもそも成長ホルモンは何故分泌されるのか

なんですがトレーニングによる分泌などは身体に与えられる刺激に対して今まで以上に強くならなければならなかったり、活性化しなければいけない為の反応であり、睡眠時に分泌されるのは日中に使った身体の修復などきっちり細胞からメンテナンスする為に分泌されているのではないかと考えたりもします。

若い時なんか特に、怪我や疲れも一晩寝れば治る、という感じでしたし昔から寝る子は育つとも言います(これも成長ホルモンの影響と考えても良いですね)

話が遠回りしましたが言いたい事は成長ホルモン分泌させるトレーニングは乳酸が全てではない。という事。

しかし乳酸を溜めるようなトレーニングは成長ホルモン分泌に非常に優位であり効果的な事は確かであります。ちなみに乳酸は直接疲労の原因にはなっていない、という事もあり乳酸という名前がビッグであるが故に色々な場面に登場させられてます。

以上の事もあり特にシェイプアップが目的の方などは圧の設定だけでなく運動強度や種目なども加圧特有のスタンダードなもの(上肢、下肢の短関節運動)を選択するのではなく考慮しながら行うのがベストなのではないでしょうか。

加圧トレーニングによる成長ホルモンをもうちょっと詳しく

上記でなんども出ている成長ホルモンですが大阪・難波の当施設の会員様からの質問でもちょくちょくこの言葉が出てきます。

筋の肥大の約50%がこの成長ホルモンの影響だと云われていた時代もあるくらいトレーニングでも重要視されています(ちなみに残りの約50%はメカニカルストレスなど)そしてこの成長ホルモンは加圧トレーニングを行うと約290倍の成長ホルモンがいっきに分泌されるといわれ、290倍という量はあり得ない位の分泌量と多くの一般の方は思われているはずです。

まず最初に言いたいことはこの正常時の約290倍の分泌量は決してありえない数字ではなく成長期の子供なら寝てる間にもさほど変わらない量が分泌していたりします(正常時の数字も幅があり最初の数字が低ければこういった倍率になります)なので筋力トレーニングや加圧トレーニングを行った時にだけ分泌されるものではなく寝ている間にも分泌し、起きている間にも分泌量が上がったり下がったりします(1日に約8回程上がったり下がったりします)成長ホルモン1日の濃度変化の図

このような内容から成長ホルモンは不安定なホルモンだという事。ただ指標にならないのか、といったらそうではないので研究結果には成長ホルモンの分泌量であらわしているものが多いです(数字として解りやすく伝えることができる為)

加圧トレーニングにしてもレジスタンストレーニングや運動にしても成長ホルモンが全てではなくその他のホルモンやサイトカイン、身体の全身を駆け巡る血液などに変化が現れるという点にも注目するべきだと思います。

ただ加圧トレーニングはやはり成長ホルモンやその他因子を分泌しやすく成長ホルモン分泌を考えると加齢と共に分泌量や分泌回数が低下しやすく高齢になると高強度トレーニングでもなかなか分泌してくれないので年齢層の高い方の成長ホルモン分泌という点では加圧トレーニングは有効と考えられます。

そして成長ホルモン自身を僕自身がとらえる時は単に身長を伸ばしたり筋肉をつけたりする為のホルモンというより身体全体を活性化させるホルモンだと捉えております。なので睡眠時に体を修復させたりトレーニング後に修復&元の状態より強くさせたり危機的状況で一気に分泌量が上がったりしますよね。

ちなみにこの成長ホルモンは何に効くかというと筋、脂肪、骨、肌などなど挙げれば沢山出てきますがトレーニングを中心に考えると
「筋肉を合成させて体脂肪を分解する」という事に今回は焦点を置きます。そこでこの筋肉が合成されやすく脂肪も分解しやすい成長ホルモンはどのタイミングで効いてるか、というとトレーニング中徐々に上がり始め、成長ホルモンの値が大体15~30分後がピーク値となります。トレーニング後15分に一気に上がると思われたりしている方がいらっしゃいますがトレーニングの最中も徐々に上昇していってます。その後、体脂肪の分解が1~2時間後、筋肉の合成が2~3時間後から1~2日までの間にかけて行われます。それに合わせて脂肪燃焼なら有酸素運動、筋肉の合成ならたんぱく質を中心とした栄養摂取をこころがけて頂ければ成長ホルモンでの効果を実感して頂きやすいです。ここでいう1~2時間後の有酸素運動ではなくトレーニング直後の有酸素運動はダメなのか?というとそうではありません。脂肪を分解するのは成長ホルモンだけでくアドレナリンなど複数のホルモンが関与します。なのでトレーニング直後でも有酸素運動を行うことによって効果を得ることが出来ます。

しかし一番のトレーニングでの効果は一回限りで終わらず継続して身体にとって良い変化を起こすために必要な刺激を与え続ける!という事です。

加圧トレーニングを行った事のある人なら加圧独特の痛みというか「溜まってる~」「何かきてる~」というような何とも言えないものを経験されていると思いますが一言で言うとそこが加圧のおいしいとこでもあるんですね。筋内に代謝物を溜めて求心性の神経から視床下部-下垂体軸を経て成長ホルモンをドバッと分泌していくという流れになるので結局最初のイヤ~な痛みが神経を伝ってしっかりと身体を活性化してくれるホルモンを分泌させる引き金という訳になるんです。

その他の因子

例えば加圧トレーニングではあまりふれられていないテストステロン(男性ホルモンの1種)ですが筋肥大にテストステロンが関わっている事はご存知のひとも多いとは思います。

通常のトレーニングで
高強度で長めのインターバルでは1,2倍
中強度で短めのインターバルでは1,6倍

トレーニング中に値が上がったという上記のデータも公表されていますが加圧トレーニングでのテストステロンの上昇は約1,1~1,2倍程という結果を伺っております。テストステロン値も上昇はしますが加圧トレーニングの効果を謳うには<テストステロン1,2倍>より<成長ホルモン290倍>の方がインパクトがありますね。しかもテストステロンとなると女性にはインパクトが薄くもともと男性の1/10~1/20程の分泌量ですので加圧トレーニングのアピールポイントにはなりがたいです。

加圧トレーニングのダイエット効果は?

このテーマはこの記事をご覧になられる方の一番気になるところですので数項目に分けてご説明いたします。

加圧をかけることによって運動時の消費カロリーは増加するか?

まず加圧をかけた状態でウォーキングを行うことは意味があるのか?という実験ですがゆっくりとしたウオーキングを加圧ありなしで比べた場合の結果(abe 2006)が下記になります。

酸素消費量
加圧あり 708 ml/分
加圧なし 623 ml/分

加圧状態でのウォーキングが筋活動を高め、エネルギー消費も高まると考えることができます。この結果から同じ強度、時間のウォーキングを加圧あり、なしで比較すると加圧状態のほうが燃焼効果は高まるという事が推測されます。

加圧トレーニング後のランニングは必須?

加圧トレーニングを行う目的によりますが、痩せたい、体脂肪を減少させたい!となりますと加圧トレーニング後に有酸素運動を取り入れるのは有効だと考えられます。大体の加圧スタジオでは加圧トレーニング後の有酸素運動を推奨されている店舗が多いですね!

筋肥大の効果を最大限に高めたい場合はトレーニング+有酸素運動のコンバインドトレーニングはマイナス面も生まれます体の引き締めやダイエット目的の場合は有酸素運動をプラスし、より脂肪の燃焼を促進してみてはいかがでしょうか。上記でもご説明通り加圧トレーニング後すぐでなくても2~3時間後の有酸素運動でも充分に効果があります。

そして加圧トレーニングとランニングなどの持久的運動との相性について下記にご説明させていただきます。

まず加圧トレーニングは筋持久力を高めるのか?

持久力は全身性の持久力(ランニングやスイミングなど)と局所的(脚など)な持久力に分けることができます。筋持久力は後者の局所的な筋の持続能力のこととなりTakarada et al. (2002)が優れたラグビー選手を対象に加圧トレーニングの効果について研究されたものを引用させて頂きます。

等速性の筋力測定装置での50回の膝伸展運動(角速度:180度/秒)8週間のトレーニング。
1回目から10回目(前半)の平均値と41回目から50回目(後半)の平均値の比(低下率)で表された。

8週間後の結果、加圧トレーニング群では低下率が少なくなり、筋持久力に明らかな改善が認められました。

一般にトレーニングによって筋のグリコーゲン量は増加し、筋グリコーゲン量の増加は、加圧トレーニング後においても認められています。加圧運動時には、速筋線維の動員、さらには速筋線維での筋グリコーゲン分解能の亢進が考えられます。従って、この筋グリコーゲン量の増加やその利用能力の改善が筋持久力の向上に結びついているものと推察されています。ランニングをしている写真

ダイエット効果の結論

上記の結果からも解るように加圧なしの状態と比較すると加圧ありの場合は酸素の消費量などが約14%酸素摂取量がアップし筋持久力も高めることから運動を継続的に続けていく限り、加圧なしの状態と比較し、脂肪の燃焼がアップしていると考えられます。この加圧状態をウォーキングではなくトレーニングなどで行うとさらに筋の活動が活発になる為もう少し代謝アップが期待できるかも知れないですね。

そして加圧トレーニングでは成長ホルモン、アドレナリン、ノルアドレナリン、IL-6などが活性化されるので脂肪分解に非常に効果的です。さらに短期的だけではなく長期的に見ても加圧で筋肉をつければより基礎代謝もアップします。単発での効果も魅力的ですがやはり「継続は力なり」です!

加圧後の有酸素運動ですが、加圧トレーニングでの代謝の効果では加圧トレーニング後に安静時代謝が20%程アップしたり脂質代謝が30%程アップするという結果もあり「加圧トレーニング+加圧後に行う有酸素運動」がやはりダイエットに効果的!という結論で良いでしょう。(もちろんダイエットには食事も気をつけてくださいね)

加圧トレーニング後に食べると太るって本当?

ダイエット効果について先ほどご説明させて頂きましたがダイエットといえば<食事>です!

ダイエット(基本的にダイエットといえば運動ではなく食事療法を指します)が目的の人には、食事改善(ダイエット)+加圧トレーニング後の有酸素運動がおすすめです。加圧トレーニング後に大量に分泌される成長ホルモンは、加圧トレーニング終了後15分~30分で分泌量がピークに達します。成長ホルモンには脂肪分解を促す効果があり、加圧トレーニング後、数時間は体脂肪を分解してくれます。加圧トレーニング後にウォーキングや水泳、軽いランニングをプラスすることで筋力アップだけでなく脂肪燃焼が通常時より促されます。

食事は無茶苦茶で運動だけで痩せれるか?となると答えはノーです。日の出から日暮れまで運動をし続けるというのでしたら話は別ですが基本的に綺麗に痩せる為に食事の内容、摂取するタイミングは気を付ける必要があります。

加圧トレーニング後は賢く食べる

「加圧トレーニング後は脂肪が付きやすいので食べちゃダメですか?」と昔はよく質問を受けました。エステ系の施設が加圧トレーニングを取り入れだした時代に蔓延った内容かと存じます。答えは言うまでもなくノーで、まず加圧トレーニングに限らずトレーニング後に脂肪が付きやすいという事自体が何の根拠もなくトンデモ理論になります。

トレーニング後は筋タンパク合成も高まり糖類を摂取した場合もトレーニングによって使われたエネルギーの補充に回りますので脂肪として合成もされにくいタイミングとなります。むしろたんぱく質などは積極的に摂りたいタイミングとなります。ただし何を食べてもいい、というわけではなく、ダメージが少ないタイミングといえどお菓子アルコールや揚げ物やひき肉など脂肪分が多いものは控えるべきでしょう。

念押しになりますがアルコール、揚げ物、ジャンクフード、お菓子類などはトレーニング後に限らず良い体を作りたいという思いが強いのならば普段から控えた生活を送ることを強くお勧めします!たんぱく質についてもトレーニング後だけを意識するのではなく一日の摂取量、摂取のタイミングがあき過ぎない(理想は3時間ごと)ように注意しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は加圧トレーニングの効果というテーマでかなりディープなところまでご説明させて頂きました。

基本的に加圧トレーニングは加圧JAPANのものであり、加圧トレーニングは佐藤義昭氏により発明されたものです。この記事で加圧トレーニングに興味を持たれたひとも是非一度加圧JAPANのHPなどから加圧トレーニングをさらに詳しく知ってみてください。

当ブログでも過去記事にて加圧トレーニングの事も丁寧にご説明させて頂いております。興味をお持ちの方は是非一度下記からご覧になられてください。

大阪・難波付近で加圧トレーニングを試したい、他でやってみたけどこの記事元の施設で加圧トレーニングを行ってみたいというケースは大阪・難波のパーソナルトレーニングジム「加圧&ボディメイクスタジオK」へ是非お問い合わせください!

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